複数のWebサイトを制作・管理していくと、当然ながら、管理するドメインも増えていきます。
管理するドメインが増えていくと
- いくつドメインを所有しているのかがわからない
- このドメインが何で使用されているものなのかわからない
- このドメインの有効期限はいつ?
- いつ、ドメイン更新費用がいくらかかるのかわからない
などといったといった問題が生じやすくなります。
特に意図せずドメインが有効期限切れになってしまうと、Webサイトが閲覧できなくなってしまったり、そのドメインを使用しているメールや各種サービスも使用できなくなってしまうなど重大な問題につながります。
このような問題を防ぐためには、ドメイン管理表(台帳)を作成するのが効果的です。
本記事では、ドメイン管理表に記載しておくべきドメインの情報について解説していきます。
ドメイン管理表に記載しておくべきドメインの情報
ドメイン管理表はExcelや Wikiなど、作りやすく、更新しやすいツールを使用して管理していきましょう。
ドメイン管理表で各ドメインに対して、記録しておくべき情報は下記のとおりです。
ドメインの取得日
いつ取得したドメインなのか記録しておきます。
ドメインの有効期限
ドメインの有効期限を記録しておきます。
この有効期限はとても重要ですので、有効期限は必ず把握しておき、意図しないドメインの有効期限切れにならないようしましょう。
ドメインの更新費用
.comや.netなどトップレベルドメイン の種類により、ドメインの更新費用が異なりますので、更新費用を記録しておきます。
ドメインの自動更新設定状況
ドメインの有効期限がきても、自動的に有効期限の延長をしてくれるドメインの自動更新設定がされているかどうかを記録しておきます。
レジストラ側でその機能が提供されている場合は、基本的に自動更新されるように設定しておきましょう。
ドメインを管理しているレジストラ
ドメインを一つのレジストラで集中管理している場合は、比較的管理が容易です。
しかしながら、ドメインを複数のレジストラで管理している場合は、どこで何のドメインを管理しているのかがわかりづらくなるため、管理表で一元管理しておきましょう。
ドメインが使用しているネームサーバ
ドメインがレジストラが用意しているネームサーバを使用しているケースとそうではないケースがありますので、使用しているネームサーバも記録しておきましょう。
例えば以下のようなケースです。
- お名前.comでドメインを取得・管理し、そのドメインのネームサーバもお名前.comのものを使用している
- お名前.comでドメインを取得・管理し、そのドメインのネームサーバはAWSのRoute53を使用している
ドメインの各レコードの設定内容
AレコードやCNAMEレコード、 MXレコードなどドメインに設定されている各レコードを記録しておきます。
ドメインの用途
ドメインの各レコードの設定内容と重複するところもありますが、そのドメインが何で使用されているのかをわかりやすく記録しておきます。
複数の用途で使用している場合は、漏れがないようにしましょう。
ドメイン情報の更新日
ドメインの各レコードの設定変更したり、ドメインに関する情報が更新された場合、その情報の更新日も記録しておきましょう。